9月に入り昨日から急に気温が下がりました。
今月から季節の道しるべを「花あしらい」とともに綴っていきたいと思います。
「庭の秋草」を活けてみました。
花器 宗全籠
宗全籠(そうぜんかご)は、久田宗全(ひさだ そうぜん)好みの置籠
花入。女竹を用い、底が長四角で、口は丸く編み上げ、
底と四方に細い女竹を当てて藤蔓で粗く結び、口縁は真竹を廻して
藤で止め、丸篠を二本合わせた手がついています。
久田田宗全 ひさだ-そうぜん とは。
9月の覚書
【月の呼び名】 長月
一日一日夜が長くなることから、あるいは長雨が続くことからなど 様々な由来のある別名が「長月」
その他「菊月」「菊開月」(きくさきづき)「菊見月」「紅梅月」「小田刈月」
「詠月」「玄月」「晩秋」(くれのあき)「残秋」「色取月」(いろどりづき)
「紅葉月」などとも呼ばれる
七十二候
処暑 8月23日~9月8日までは
初侯 「 綿柎開」(わたのはなしべひらく) 8月23日~28日
現在日本は綿花のほとんどを輸入に頼っていますが、
江戸時代には各地で盛んに栽培されていました。
次候 「天地始粛」(てんちはじめてさむし) 8月28日~9月2日
暑さがおさまりはじめる時期。季節は空からやってくる
見上げると空の色も雲の形もいつの間にか変わっている。
末候 「禾乃登」(こくものすなわちみのる) 9月2日~9月8日
穀物が実る、すでに田んぼの稲も頭を垂れはじめて、
あとは黄金色になるのを待つばかり。
大風が吹きやすいなど、昔から農家の厄日とされてきました。
五代将軍綱吉の頃、幕府天文方の渋川春海がこの日釣りに行き、漁師から
教えられて貞享暦(じょうきゅうれき)に載せたのが始まりと言われる。
この日は「防災の日」。 東日本大震災の記憶もまだ新た、防災用品の
点検をしたい。
9月2日 実りの予感
処暑の末候は「禾乃登」(こくものすなわちみのる)
禾(こくもの)とは稲を指し、稲穂に米粒が実り始める時期と
されている。
暑さも和らいで秋の落ち着いた気候と、豊かな実りが待たれる頃です。
野菜や果物など様々な秋の味覚が出回ります。
9月3日 おわら風の盆
風の神を鎮め、五穀豊穣を祈る行事。 富山市の八尾町で毎年9月1日から
3日まで開催される。
越中おわら節を三味線、胡弓、太鼓の伴奏で唄い、町中の男女が夜を
徹して踊る優美な行事の様子は、小説などの題材にも取り上げられている
2021年はコロナの為中止だそうです。 残念ですね、、。
一度行きたいと思いながら行けないでいる行事。