*先日映画「夜明けの祈り」を観てきました。

映画館はヒューマントラストシネマ有楽町。


内容は1945年のポーランドで実際にあった話です。



この映画、静かな場面の中に凄まじいシスターたちの葛藤が描かれ、
観ながら辛くなったりもしましたが、
なぜか、温かな涙に変わっていました。

この映画を観ていて、辛いのに温かな涙がでるのは、
やはり子供の誕生という素晴らしい出来事がテーマになっているからと思う。

時代は日本でいうと昭和20年、終戦の年、この時私はまだ生まれて
いなかったけれど、この映画を観ていて、私は子供のころ
母から聞いていた話と重なってきました。
私の母は当時陸軍病院の看護師、赤十字の大きな帽子に
白衣の写真を子供のころ沢山見たことも思い出しました。
負傷兵が病院に運ばれてきて手当が大変だった、、、
こんな話も随分聞いていました。

そんな病院の生活でも有名な歌手の方が慰問に来てくださったり、
野球のような、そういう行事が度々あったようです。
足が無く車いすのの人がバッターボックスに立って打ち、
手が無くて足のある人が走った、こんな話を聞いて育ちました。
皆で補完しながら楽しんでいた。どんな状況でもお互いを
思いやりながら、人生を生きていたことを母から聞いて育ちました。

その後私の母は地元の小学校の養護教諭になり、
私の名前はその時の校長先生から頂いたそうです。

この映画を観ていて、こんな子供のころに聞いた話が
突然蘇りました。 なぜかずっと重なって鑑賞していたことが
不思議ですが、この映画の女医マチルダのように母たちもその時代を
生きたんだ、、ということを思い出しました。


玄侑先生がこの映画の推薦文を書かれていて、観ることができました。
この推薦文は8月4日の新聞各紙の夕刊に大きく掲載されていました。

詳細は玄侑先生 ホームページをご覧ください。

http://genyu-sokyu.com/


映画夜明けの祈り、サイト


https://www.facebook.com/yoakeinori/posts/161960047694416



今日の明日荷の庭の花はメドウセージです。