椿と海石榴とお茶の香り

 


今朝は朝8時ごろから雪が降り始めました。

こんな日は静かな一日を、、

矢萩さんの新作の淡い緑色の水盤に、庭の変わり咲きの椿をあしらいました!

そして茶香炉にも久しぶりに火を灯し、お茶の香りも。

 

 

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庭の椿と茶香炉

 

 

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この茶香炉、ときがわで作陶されている澤井かやさんの作品。

ギャラリーの名前は寧々房、、、すっかりご無沙汰していますが、

彼女の作品は明日荷にもたくさんあります。 

お茶を乗せて火を入れるとほのかな香りに包まれます。

 

 

 

椿と言えば奈良の海石榴市のことを少し書いておきます。

明日荷の庭通信より

<季節の花だより>  ~ 椿 ~      

ツバキの名前は「厚葉の木」「艶葉の木」「津葉木」に由来されていると言われています。

葉が厚くて,艶やかな濃い緑色をしており、年が変わり季節が駆け巡ろうとも変わらぬ常緑樹で

あることからこのような名がついたと言われています。「津葉木」は山地だけでなく、暖かい地方の

海岸近くに多く自生していることを意味しているそうです。

かっては日本の薔薇と西欧で称えられた椿。16世紀ごろポルトガル人によってヨーロッパに伝えられ、18世紀にはイギリスへ。その後イタリアやフランスへと普及していき、鮮やかな異国の椿が人気を呼んで盛んに栽培されました。19世紀にはフランスのデュマの名作「椿姫」も生まれました。

 

 

日本では美しい女性を椿にたとえ、すでに『万葉集』にも登場しています。

そして、大和の古代の椿と言えば、海石榴市(つばいち)があります。ここは水陸交通の要地で市とは山人が出てきて鎮魂をする所、この地に椿の杖を使って儀式がなされたことから海石榴市と称されたのではと言われています。        

 

(引用 万葉の花 片岡寧豊著     花を旅する 粟田 勇著)

 

奈良県公式HPよりますと

紫(むらさき)は 灰指(さ)すものそ 海石榴市(つばいち)の 八十(やそ)の衢(ちまた)に 逢へる児(こ)や誰  万葉集第12巻 3101番 作者未詳) 

海石榴市(つばいち)は桜井市金屋あたりにあった古代で最も大きな市場です。桜井市金屋は桜井駅から1.2kmほど北側にあり、現在は静かな住宅地ですが、万葉の時代には国内有数の交易の中心地でした。男女が互いに歌を詠み交わす「歌垣」も行われたようです。この歌の前半部の「紫は灰指すものそ」は、海石榴市を導き出すための序詞です。海石榴市の海石榴とは椿のことであり、紫を染めるのに椿の木灰を媒染料にしたことから、「紫は灰指すものそ」と歌い出して、海石榴市に繋げているのです。海石榴市には、椿の木が多く植えられていたようです。 「衢(ちまた)」とは分かれ道や交差点のことで、道がいくつにも分かれている所は「八衢(やちまた)」と呼ばれていたのですが、海石榴市は四方八方からの主要な街道が交差している場所なので、「八十(やそ)の衢(ちまた)」と表現されたそうです。

 

ただ、古代のことなので、海石榴市の場所のことなども諸説あるようです。

 

 

 

ここは日本最古の神社と言われている大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体 三輪山の麓にあります。

そして、植物学者だった植田の父の生まれ故郷はこの三輪山の麓にあり、海石榴市と言われているところのすぐ近くにあります。

 

息子のso-unとも一緒に行って、金屋から歩いて山の辺の道を一緒に歩き、

大神神社まで行って、それから箸墓古墳の周りを歩いたことを思い出します。

このことからかどうかわかりませんが、so-unが沢山の言葉を残してくれました。

 

 

 

そのような奈良にルーツのある明日荷は明日香村ともご縁ができて、今は飛鳥応援大使なども務めています。

最近は奈良にもあまり行きませんので、この明日香村にもご縁の深い近くの高麗神社に

明日香村の広報や、季刊誌などをお届けしています。

先日3月号をお届けした時は丁度桜が満開の時(3月25日)幸いなことでした、、、。

お届けするようになって、すでに5年以上は経っているかと思います。

 

 

高麗家住宅の見事な枝垂れ桜、、

ここでパプアニューギニアの民族美術造形品を展示したことは忘れられない思い出。

10年以上前のことですが、、、。

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今回<海石榴市>のことに触れたので、飛鳥応援大使の梅前佐紀子さんのHPをご紹介します。

 

梅前佐紀子の古代妄想日記

http://umerin326.blog.fc2.com/

梅前さんが海石榴市に触れているHP

http://umerin326.blog.fc2.com/blog-entry-360.html

 

 

梅前さんは古代史の研究家で小説家、私もいつもHPを拝読させていただいている。

最近はinstaguramやfacebookでの楽しいSNS交流になっています。

先日漫画家の里中満知子さんもTVで万葉集は現代のSNSと話されていた。

「海石榴市」は古代の歌垣の場所、そしてタイムマシンに乗れば~~

古代の人の様子が見えてくるのである、、、。

 

下の写真は梅前さんからご寄贈頂いた、ご著書『晧月』

雪も降って外出自粛もあって、こんな日は古代に思いを馳せるのもいいかもしれない。

3巻まだ読み終わっていないので(ごめんなさい!)今日は少しページをめくって

みたい、、、。

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そして高麗神社の宮司の高麗文康氏のご著書も読み直してみたい。

渡来人のことが詳しく書いてあります。

 

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古代にタイムスリップしたので、この写真をUP!

これは先日高麗神社に参拝に伺う前に日高の銀河堂さんで

購入した戒尺。

大化~令和までの年号が刻まれています。

 

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お宝になるかも???と思って購入。

facebookでご紹介頂いたので、早速予約して友人の分も一緒に購入。

もう売り切れかと思いきや、私が最初の購入者だったらしい、、。

最近年とともに私は変な人かな~と自分でも思うようになってきた、、この頃です。

 

 

 

最近の庭の花

 

 

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 チューリップ・リキュウバイ・ムスカリレンギョウ

 

 

 

 

 庭の桜(陽光)が千代紙のような写真に切り取れたので、

先日PCの先生 田口氏ご指南頂いて、ポストカードにしてみました。

 

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今日は朝から雪が降って、桜の雪景色

 

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3月下旬の真っ白な雪景色が世の中を浄化してくれることを祈って!!

 

 

くしくも4月10日に『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』の映画が

公開されるようですが、今日のような急激な気温の変化も地球環境に影響を及ぼしていると思います。

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このウルグアイのムヒカ大統領のような生き方を見直す時期が来ているのかも

しれませんね。

 

 

 

まちライブラリーの人物図書館のイベントも昨年企画した日は台風災害で延期、

そして、昨日もその予定がありましたが、コロナウイルスで再び延期、、、。

なかなか実現しないのも、、、環境の変化が大きな原因!!

せめても坂口雅樹氏の『人物図書館』の本の紹介をさせていただきます。

 

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一日も早い終息を鶴に託して、、、。