仏教から見た環境問題

昨日は東洋大学川越キャンパスで開催された

第1回SDGsエコフォーラムに参加してきました。 

キャンパス内のこもれびの森は手入れがいきとどき、美しく輝いていました。

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基調講演は東洋大学学長の竹村牧男氏より「仏教から見た環境問題」というテーマで

ご講演がありました。 

 

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仏教学がご専門ということで東洋大学ならではの哲学的な視点からの環境のお話しで、仏教における環境としての自然の見方として様々な仏教の世界観、環境観や思想などをわかりやすくお話頂きました。

そして、空海の環境観 草木国土も仏身であることも。

そして「草木国土、悉皆成仏」は能の中にもしばしば引用され、

日本人に浸透している思想であることなど、、、。

 

 

 

 

 

 

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名細(なぐわし)にあるこの川越キャンパスで第1回のフォーラムが開催されたことは意味ある事というお話も伺えました。

名細(なぐわし)の地名については、万葉集柿本人麻呂の歌「名細き 稲見の海の奥津浪 千重に隠りぬ やまと島根は」から引用されたと言われています。この地域は、古くは三芳野の里と言われており、「名細」はその枕詞であるとのことです。「な」は高句麗語で「土地」を表し、「くわしい」は古くは「美しい」という意味があります。すなわち、「名細」は「美しい土地」を意味し、明治時代にこの地域が合併した際に名付けられたと言われています。      

川越市HPより引用

 

 

「なぐはしき印南(いなみ)の海の沖つ波千重(ちへ)に隠りぬ大和島根は」

 

[訳] 名も美しい印南の海の沖の波、その幾重もの波のかなたに隠れてしまった、大和の国は。◆「くはし」は、繊細で美しい、すぐれているの意。上代語。

 

 

 

 

 

 

 

仏教と環境といえばいつもお世話になっている僧侶で作家の玄侑宗久先生も

福島から沢山のメッセージを発信されています。

 

今年も沢山の新聞に記事を書かれました。

 

その一部をコラージュしてみました。

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ご近所に住まうMさんからは沢山の新聞記事や掲載書籍等も頂きました。

熱心なファンが近くにいてくださって、感謝の限りです。

 

 

下の写真は玄侑先生がご住職される三春町のお寺の桜です。

桜の名所の三春町にあります。

震災後も多くの方のお力で復興支援され三春町は春には桜が満開になります。

たまきはる福島基金の理事長もされています。

この<たまきはる>も万葉集のいのちにかかる枕詞です。

 

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玄侑先生のHP

https://genyu-sokyu.com/

 

たまきはる福島基金のHP

http://www.osyf.or.jp/