*『竹林精舎』 


『竹林精舎』 玄侑宗久著  朝日新聞出版





「誇りある日本人のための志誌 Japanist」の「死ぬまでに読むべき300冊」にて紹介されました。
詳細は下記JapanistのHPをご覧ください。


https://www.compass-point.jp/300books/5506/]





今年初めに発売された時は多忙な時期で読めないでいましたが、
今回読了でき、心温まる読後感を得ました。






表紙の美しい写真は昨年東京国立博物館で開催された

<運慶展>の図録の写真なども手掛けられた、六田知弘氏。

沢山の場所を撮影に出かけ、この写真に決定されたそうです。







その様子は六田氏のブログに掲載されています。

http://www.muda-photo.com/topics/index.html#T180119-1



毎回、表紙裏に禅語を書いてくださいますが、この本は「葉々起清風」です。

相送り門に当たって脩竹あり。君が為葉々清風を起こす。





意味は、竹林に一陣の風が吹き渡り、葉々がさやさやと音をなす様やその心境。

お互いをよく知りあう者同士が、長旅でつぎにいつ会えるかわからないという

別離の心境を、門前の竹林の葉が清風を起こしていると表している禅語だ

そうです。






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玄侑宗久公式サイト/Genyu Sokyu Official Site


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