◎花とアートとライブラリー@ギャラリー明日荷の蔵書のご紹介
【植物編】
『華麗なる植物文様の世界』 『文様図鑑』
再生のシンボルと言われる蓮や睡蓮は仏像の台座を飾り、イスラームのモスクは
一面アラベスクで飾られている。豊穣のしるしである柘榴や葡萄をはじめとする
果実文様は唐代以降の中国磁器でその精緻を極め、四季を象徴する日本の野の花は
見事にデホルメされて武具を彩る。世界に広がる植物文様の世界がこの本に著されています。 一部書籍の本文を引用
古代から使われている月桂樹を本の周りにあしらってみました!
下の写真は日本刺繍作家で海外で活躍されている加々美悦子さんの植物文様の作品と
ガラス作家後藤あんなさんのガラスの小瓶 シダが表現されています。
西洋のフラワーデザインにいきづまっているころ、新たな心の変化を模索していたころ出会ったのがフランソワーズ モレシャンさん。 このころユネスコの役員をされていたモレシャンさんからモレシャン塾のご案内を頂き、日仏会館に通うにようになりました。
この日仏会館は飯田橋にあり、20代のころ生け花の研究会に通っていた場所。
他にも友人が近くに住んでいたりとご縁のある場所だった。
そして、新たな発見とは東洋思想にとても造詣の深いモレシャンさんから日本の美を再び見つめさせていただいたこと、、、。
大きな感動の変化でした、、。
そして、下の写真は今から19年前の2001年にフランソワーズモレシャンさんから頂いた、ヨーロッパのお土産の貴重なブローチ。
丁度NHKの「わが心の旅」の取材にヨーロッパに行かれた時、頂いたもの。
人生に奇跡はないとは思いますが、これは私にとっては奇跡的な出来事、、、。
このブローチの植物文様は古代から使われている「人生の木」がモチーフ。
<TREE OF LIFE PIN >
添えたお花はオリーブとミニ薔薇
オリーブも沢山の装飾文様に使われています。
<実るほど頭を垂れる稲穂かな>
人格者ほど謙虚という、稲穂を人に見立てた格言で、
この時はこの格言を実感した時でした。
モレシャンさんのご著書の一部『モレシャン劇場日記』と『おしゃれに軌跡は在りません』、『このおしゃれに軌跡はありません』は人生にも奇跡はありませんよ~という意味もあります。
当時のあるパーティーで一緒に写真に入っていただいた時の写真。
講演会などに伺うとなぜか控室にも呼んでくださり、
暫し近況を報告していました。
印象に残っているお話
ソルボンヌ大学の東洋学科で学んでいた時、世界の片隅にこんな素晴らしい文化を持った国があるのかと驚いて、それから日本に興味を持ったこと、、、。
着物も好きでお茶、生け花も習い神社仏閣が大好きで禅も勉強し、
日本の全てが好きということでした、、、。
そして、日本に住み日本人の伴侶を見つけられました。
当時共立女子大の客員教授もされていて、その時の講演会の帰りには
東京駅まで車に乗せていただいたり(この時はご一緒した友人も大感激)
沢山の思い出があります!
2004年フランスと日本の架け橋となられたことで、フランス政府からフランスの最高勲章のレジオンドヌール勲章を授与され、2009年には国家功労勲章を授与されたそうです。
現在は金沢21世紀美術館のスペシャルアドバイザーとして活躍されています。
あまり遠くない日にお目にかかりに金沢まで出かけたい、、、と思っているこの頃です。
金沢21世紀美術館のHp
モレシャンさんのサイト
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=69&d=1926
庭の花は今日のテーマに合わせて ミニ薔薇 モーツアルト
さらさうつぎが今満開です!!
雑木と薔薇やクレマチスの混植が好きです。