*今日の<花とアートとライブラリー>の花は黒薔薇の代表

ルイ14世です。 薔薇の名前は人物名も多く、この
薔薇もその代表です。 



ルイ14世と言えばフランスの国王
ですが、フランス、そしてパリと言えば明日荷に作品を常設しています、
現代アート作家の伊藤彰規氏のエッセイ集
『北見、そしてパリの青』をご紹介します。


 伊藤さんは北見のお生まれですが、2003年文化庁派遣給費留学生として1年間パリに滞在されました。
この時のパリの空の青さと北見の空に思いを馳せ、パリの思い出をこの本に綴られています。そして伊藤さんは「青」をテーマに絵を描き続けられています。この『北見、そしてパリの青』は鶴ヶ島市役所内まちライブラリーにも寄贈してあります。
また、ギャラリー明日荷でお貸し出しもし、ご希望があれば販売もできます。


 2014年5月、丁度今から3年前明日荷で<犬も歩けば・・・展>を
催しました。この時30数年前の飲み友達の3人が集まりました。
その3人とは伊藤さんと、陶芸家で川越在住の矢萩典行氏、
そして明日荷の名前のアドバイザーで作家で僧侶の玄侑宗久氏です。



この時文学界に掲載された玄侑氏の『東天紅』を伊藤さんが挿絵を描き、矢萩典行さんが編集をして小冊子を作成しました。


これは東日本大震災をテーマにした作品です。
この冊子の売上金は福島原発で被災したこども若者を支援する「たまきはる福島基金」に寄付しています。

玄侑先生の中陰の花の表紙絵も伊藤さんが担当されました。


 

 そして、もう一人私にとってかけがえのない素晴らしいフランスの方がいます。
現在、金沢21世紀美術館の国際アドバイザーのフランソワーズ・モレシャンさんです。


今から16年前に出会いがあり、日本のいけばな、そして西洋のフラワーデザインと進み、行き詰っていた時に改めて東洋の美を再認識させてくださった方です。NHKの「我がこころの旅」の取材でヨーロッパに行かれた時に、思いがけずにお土産を頂いたことなど、生き方を変えてくださったほど感動した出会いでした。


モレシャンさんは2004年には長年にわたる日本とフランスの文化交流などによる
貢献が認められ、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を受章、
2009年に国家功労勲章を受章。共立女子大学客員教授
日本ユネスコ協会連盟スペシャル・アドバイザー、
外地在留フランス人評議会北アジア代表などを歴任されました。(参考文献・出典:ウィキペディア+Amazon.co.jp書籍紹介情報)
現在は金沢在住ですが、お元気なうちにもう一度お目にかかりたい・・・・と思っています。





 私がパリを訪れたのはもう25年くらい前のこと、
それでもセーヌ川の風景や街の中の様子は思い出に残っています。

 ギャラリー内には伊藤彰規さんの絵画や、モレシャンさんのエッセイ集も展示してあります。どうぞご覧になってください。