*半月ほど前の1月半ば、中目黒まで出かけましたので、
予てから行きたいと思っていた「日本民芸館」に立ち寄りました。
「民芸」という新しい美の概念の普及に尽力した柳宗悦氏が創設した民芸館です。
本館の前の様子。
西館、まだ門松が飾ってありました。
特別展 「スリップウエアーと西洋工芸 」 を観てきました。
『柳宗悦や河井寛治次郎などに見出されたこの雑器としてのスリップウエアーに
「作為を超えた実用品にこそ自然で健康な美しさが宿る」という事実を
具体的な形として見届けた。それは洋の東西を超えた普遍的な美を実感するものでありました』
「スリップウエアーと西洋工芸」パンフレット より引用
確かに実際に見てみると、スリップウエアーは英国陶器が多いのですが、
東洋の感覚も取り入れられている美しさを感じることができました。
詳しいことは「日本民芸館」のホームページをご覧ください。
園芸家の柳宗民氏は柳宗悦の三男、NHKの趣味の園芸等で活躍されていましたが、
2006年にがんでお亡くなりになりました。
私がマミフラワーデザインスクールでお花のこと植物のことを
学んでいた時、専攻科講師として授業をされ、講義を受けたことがあります。
パンジーおじさんとも呼ばれ、「このパンジーがとても可愛いんですよね〜」
と、目じりに皺を寄せてお話しされた様子は、今でも思い出されます。