庭の恵み

 

  * 今年もあとわずか、今までになくいろいろなことを経験しました。

     ギャラリーオープンの為の準備は、様々な人の手を借りて進みました。

    今まで知らなかった、木で作る建築の大変さ、わずかの小さな増築でしたが

       毎日あきることなく、今となっては楽しい思い出になりました。

     庭の恵みのお陰で増築ができ、小さなギャラリーとはいえ、スタートできました。

        鶴ヶ島に越してきて30年余り、何もない土地に家を建て、畑を作り

      木を1本1本植えました。これも夫の両親が残してくれた土地のお陰と

     雑草だらけの庭にしないよう、夏になると雑草と格闘したこともありました。

    フラワーデザインという、生け花だけではない植物をデザインするという

     ことを学んだお陰で、雑草の中にまで美しさを発見する時もありました。

       ねこじゃらしを束ねてブーケを作ったり、ペンペン草に似た

     ぐんばい草のグラデーションの美しさには、いつも見とれていました。

       雑草は押し花にはうってつけ、沢山の押し花をデザインしたこともありました。

     ハーブガーデンにはミントの香りが漂い、料理に使うセイジなどは欠かさず育てていました。

       最近は桜もバラも育ってきて、その隙間にハーブ達を遊ばせています。

       明日荷の庭から沢山の恵みをもらって、生きてきたことを実感しています。

    毎年、新年のお花には裏庭の蠟梅を生けます。

       今年は、増築工事のため、移植したので咲くかしらと

           心配していたのですが咲きました。  

             とてもいい香りです。

   蠟梅は winter sweet と呼ばれるくらい甘い香りがします。

      そして花弁が蠟のようなので蠟梅と呼ばれるようです。

    梅という名がつくためバラ科サクラ属と間違えられやすいですが、

      ロウバイロウバイ属の落葉樹です。

     埼玉では、秩父宝登山の蠟梅が知られています。





    明日荷の庭の今日の恵みのブロッコリーです。


      収穫した、サニーレタス とても大きくできました。

        携帯と比較して、テーブルの上に鎮座させてみました。


  数年前に山口県萩市に行った時、家々の塀から覗いている夏ミカンの

    豊かな様子が忘れられず、庭に1本植えました。

   萩は町中が博物館のようです。また機会を見つけて行きたい所の一つです。

    まだ少ししか成りませんので、大切な宝物にしています。




   ハーブガーデンのスター、ポリジの花。

     星形をしたブルーのとても素敵な花が咲きます。

    花は砂糖漬けにしてお菓子に飾ったり、ハーブティーでも楽しめます。