シンポジウムがあり参加しました。
長いことパプアニューギニアの民族造形品の
維持サポートのボランティアをしてきましたが、
少しずつ手元から離れて行くことを実感してきました。
いずれにしても私がたずさわってきた当初から
感じていた縄文社会との共通点を
学者の皆様が解明してくださるというのだから
とても興味深いシンポジウムでした。
土器制作に視点を絞ったものは、今陶芸品を扱い
陶芸家の方々と交流を持っている私にとっては
有意義な研究発表でした。土器の文様や制作状態など
丹念に調べられていました。
また、精神文化の視点からみつめた発表は
日本の古代の人々の精神生活に通じるものもあり
近代社会が必ず通過してきた社会を、今現在もその生活が
続いているパプアニューギニアの社会に見ることができるという
研究発表でした。
鶴ヶ島にある時はどちらかというと
芸術的視点から見つめられてきましたが、
早稲田大学では考古学的分野からの研究がされるようで
今後が楽しみです。