*5月の花あしらい


花材  :  明日荷の庭の植物

       菖蒲(あやめ) ・  未央柳(びようやなぎ)

花器  :  薄型水盤



○ <いずれがあやめかかきつばた>という言葉がありますが、
  その違いは・・・・

菖蒲(あやめ)菖蒲(しょうぶ)杜若(かきつばた)

あやめとしょうぶは同じ字を書きます。



・名前の由来 

 しょうぶ(菖蒲)
   中国では古来より、ショウブの形が刀に似ていること、邪気を祓うような爽やかな
   香りを持つことから、男子にとって縁起の良い植物とされた。
   奈良時代聖武天皇の頃より端午の節句に使われ始め、武士が台頭してからは
   「しょうぶ」の音に通じるので「尚武」という字が当てられるようになる
                           (勝負にも通じる)
 はなしょうぶ(花菖蒲)
    葉が菖蒲に似ていて花を咲かせるから。
 あやめ(菖蒲)
    剣状の細い葉が縦に並んでいる様子が文目(あやめ)模様。
   花基部の網目模様からの説もあり。
 かきつばた(杜若)
   かきつばたの色(青紫)を染み出させ布などに書き付けた、
   つまり衣の染料に使われたことから「書付花」と呼ばれていたのがなまったもの


・生育地で見分ける
【アヤメ】 陸上の乾燥地に生育
ハナショウブ】陸から水辺の半乾燥〜水湿地に生育。かきつばたに比べ乾燥地に生育できる
カキツバタ】水湿地に生育

出典
2/2 何れ菖蒲か杜若、見分けるポイントは?! [ガーデニング・園芸] All About



○ びようやなぎについて。


枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似ているので、ビヨウヤナギと呼ばれるが、ヤナギの仲間ではない。