庭の未央柳が満開になりました。
随分前に萩に行きました時作成しました花器に活けてみました。
あしらいには近くに生えていたドクダミを!
この花器は萩焼の金子信彦さんに手ほどきしていただいて作成したもの。
思い出の器です。
別名 「美女柳(びじょやなぎ)」
「美容柳(びようやなぎ)」
「金線海棠(きんせんかいどう)
明日荷の庭の未央柳の様子です。
未央柳についての詳細は以下ウイキペディアの内容を
引用させていただきました。
ウイキペディアより
ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳。学名:Hypericum monogynum)は
弟切草科( オトギリソウ科)の半落葉低木。ビョウヤナギとも通称するが、園芸的な呼び名であり植物名としては誤り。
中国原産。約300年前に日本に渡来した。半常緑性の小低木で、よく栽培されている。花期は5-7月頃で、直径5センチ程度の黄色の5枚の花弁のある花を咲かせる。キンシバイにも似るが、特に雄蕊が長く多数あり、よく目立つ。雄蕊の基部は5つの束になっている。葉は十字対生する。
枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似ているので、ビヨウヤナギと呼ばれるが、ヤナギの仲間ではない。
中国では金糸桃と呼ばれている。ビヨウヤナギに未央柳を当てるのは日本の通称名。由来は、白居易の「長恨歌」に
太液の芙蓉未央の柳此に対ひて如何にしてか涙垂れざらむ
と、玄宗皇帝が楊貴妃と過ごした地を訪れて、太液の池の蓮花を楊貴妃の顔に、未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えて 未央柳の情景を詠んだ一節があり、美しい花と柳に似た葉を持つ木を、この故事になぞらえて未央柳と呼ぶようになったといわれている。
また「美容柳」などを当てることもあるが、語源は不明、単に未央を美容と置き換えたものであろう。
<栴檀 >
先日行った遠山記念館の近くの白鳥飛来地のところにある
栴檀の木に花が咲いているかと思って、撮ってきた写真です。
紫と白があるようですが、白が咲いていました。
万葉集にも詠われている栴檀、古式うるわしい植物と感じました。
栴檀は万葉名で「あふち(棟)」というそうです。
ほととぎす 棟(あふち)の枝に 行きて居ば
花は散らむな 玉と見るまで 大伴家持 (巻17ー 3913)
歌は「ほととぎすがそちらの棟の枝に飛んで行って止まったら、羽に触れた小花は
美しく散るだろうなあ。 玉ではないかと見えるばかりに」という内容で、花が散るのを惜しむ気持ちが伝わってきます。
実は「苦棟子」(くれんし)と言って、整腸、鎮痛剤に使われます。
樹皮は「苦棟皮」(くれんぴ)と呼んで、回虫などの駆虫薬に。
茎や葉は農業用の殺虫剤として利用されます。
木材は、淡褐色で光沢があり、加工しやすいことから、建築や家具用に、楽器、下駄などに広く利用されているそうです。
参考資料『万葉の花』 片岡寧豊著 青幻舎
ちなみに<栴檀は双葉より芳し>の栴檀は白檀のことだそうです。
白檀の別名が<栴檀>、ですが、
栴檀と白檀は別の植物だそうです。 ~ 紛らわしいですね ~
(栴檀(白檀)は発芽したころから芳香を放つことから、優れた人物は、
幼いときから他と違って優れていることを示す ことわざ)
原産地:日本、中国、西アジア、
(インド原産との説もあり)