お茶ノ水

昨日は明日荷にご縁が深い、玄侑宗久氏の講演会(対談)に
お茶ノ水まで行きました。
対談のお相手はノンフィクション作家、石井光太氏。
今回の企画はこの石井光太氏の『祈りの現場』という本の
刊行記念イベントに、玄侑先生がゲスト講師として招かれました。





石井光太氏は東日本大震災の現場に取材に行って書かれ、他にも沢山の
悲劇と向きあったテーマを取材されている方だそうです。
お二人の対談からは悲劇に真摯に向き合う意見交換が印象的でした。
今回の玄侑先生のお話で印象に残った言葉は、漆を塗るときに
削っては塗る、、、これを繰り返すことによって、漆は輝きが増す、
仏教的には「両行」といいますが、人の生き方にも
通じるというお話でした。
両行については、玄侑先生ご著書『日本人の心のかたち』で詳しく
述べられています。


ところで、玄侑先生には鶴ヶ島<脚折雨乞い>の龍神祭りを
2012年10月17日にBS日テレの日本百巡礼<思いの道・願いの道>に
約50分間取り上げて頂いています。
  http://www.bs4.jp/100junrei/onair/03/




お茶の水は長い間<主婦の友社>にご縁があって会議などに
よく訪れた場所。
少し早目に出かけて懐かしい駿河台界隈を散歩しました。
アテネフランセの前にある「主婦の友社」もビルは大分
痛んでいましたが、主婦の友スタジオの看板が健在、





山の上ホテルの前を通って、素晴らしい明治大学を見上げ、
太田姫稲荷神社の前が会場でした。


久しぶりに駿河台近辺の散策もでき、街路樹も多く、
都会なのに緑が多いことにも感動した1日でした。