*明日荷の庭のクリスマスローズが満開です。
今日数えましたら、約30株、
実生で成長していた株にも花がつきました。
斑入りの花びらが特徴!
実際、花は退化して密管となっていて、
クリスマスローズの花のように見える部分は実はクリスマスローズの「がく」なのです。
花色が豊富なのではなく、がく片の色が豊富なのです。
花であろうとがくであろうと、クリスマスローズが美しいことには変わりまりません。
黒に近い色が個性的。
クリスマスローズは花の少ない季節に、次々と花を咲かせてくれる花です。
クリスマスローズの花の色は、白や黄色、黒色や紫、ピンクや赤などさまざまです。
クリスマスローズは、単色のほかにも色々なカラーが
交じり合った複雑な色合いの物もあります。
網目系や復色系などもあります。
クリスマスローズはたくさんの要素を加えて花を咲かせるので、
ひとつとして同じ花色がありません。
そこもまた、クリスマスローズの大きな魅力といえるでしょう。
花に色だけではなく、
カップ咲き、八重咲き、剣弁咲きなど、花の形状もさまざまです。
色も形も違うので楽しさも広がるのです。
沢山の花をつけた赤の株。
変わった花びらの白のクリスマスローズ
半日蔭でもよく咲くクリスマスローズ。
手間がかからず、明日荷の庭にぴったりの植物です。
〜 クリスマスローズとは <やさしい園芸より> 〜
科名:キンポウゲ科
学名:Helleborus
別名:レンテンローズ ヘレボラス
原産地:ヨーロッパ 西アジア
草丈:30cm〜60cm
主な開花期:12月-4月
クリスマスローズを含む、キンポウゲ科ヘレボラス属はヨーロッパから
西アジアにかけておよそ20種、中国に1種が知られる、
毎年花を咲かせる多年草です。「クリスマスローズ」の名前は
本来ヘレボラス属の中でも「ニゲル」という一つの種につけられた
名前ですが、日本ではヘレボラス属全体を指すのが一般的です。
言い換えれば、前者は「狭い意味でのクリスマスローズ」、
後者は「広い意味でのクリスマスローズ」ともいえるでしょう。
日本では春に開花するオリエンタリスを元とした園芸品種が広く
普及しており、それを見てなぜクリスマスと名前が付くのか
首をかしげる方も時々おられますが、
狭い意味でのクリスマスローズ「ニゲル」が12月末頃に開花すると言うと、
納得していただけると思います。
ちなみに、イギリスではオリエンタリスのことは
レンテンローズと呼びます。
これはレント(四旬節)の頃に咲くので名付けられました。
クリスマスローズ(ニゲル)が日本に入ってきたのは
明治初期と言われています。観賞用ではなく、
薬草として試験的に植えられたのが栽培の最初とされます。