常設展示

*本日より常設展示(花と器展)を致します。

毎週  木・金・土  11:00〜17:00

   陶磁器の他に絵画展示・手工芸品もあります。



     1〜2月の絵画展示
             ・ 森田力  版画  <  赤い花  >
                  チューリップをイメージした赤い花です。
                  庭をテーマに描かれている森田さんの作品です。

              ・奥村あさ子  水彩 < おもだか >



   「おもだか」について

                 ・面高(おもだか)科。
                 ・学名 Sagittaria trifolia
              Sagittaria : オモダカ
               trifolia : 三枚の葉の
                  Sagittaria(サジッタリア)は、
                  ラテン語の「sagitta(矢)」が語源。
                 矢の形をした葉の形から。
                  

                 ・中国原産。平安時代に渡来。
                 ・葉っぱが人面のように見え、かつ、
                  葉っぱの面に葉脈が高く隆起して
                  いるところから「面高」。
                  葉は鏃(やじり)のような形。


・水田や沼地に生え、白い3弁花を咲かせる。
すごく似たのに「あぎなし」があるが、「あぎなし」は「面高」と比べて
葉っぱの幅が少し狭く、下の方の2片の先端がしずくのような
小さい丸形であることから区別がつく。
    (面高は葉っぱの幅が広く、 2片の先端はとがっている)
花を見るだけでは区別がつかない。
・「沢瀉」とも書く。


・別名 「花慈茹(はなぐわい)」「慈茹(くわい)」。
葉と長い葉柄が、農具の「鍬(くわ)」に似ていて、
「芋(いも)」のように根が食べられることから
「くわいも」と呼ばれ、 しだいに「くわい」になった。
漢字の「慈茹」は漢名から。

                   ・あしびきの  
                     山澤(やまさは)回具(ゑぐ)を
                    採(つ)みに行かむ
                日だにも逢(あ)はせ
                 母は責(せ)むとも」
                      回具(ゑぐ)= 面高
                     万葉集 作者不詳