*玄侑宗久先生の新刊本のご案内です。

『竹林精舎』 朝日新聞出版10周年企画の作品です。


表紙の美しい写真は昨年東京国立博物館で開催された
<運慶展>の図録の写真なども手掛けられた、六田知弘氏。
沢山の場所を撮影に出かけ、この写真に決定されたそうです。

その様子は六田氏のブログに掲載されています。

http://www.muda-photo.com/topics/index.html#T180119-1





毎回、禅語を書いてくださいますが、今回は「葉々起清風」です。

相送り門に当たって脩竹あり。君が為葉々清風を起こす。



素晴らしい書で書いてくださっています。

意味は、竹林に一陣の風が吹き渡り、葉々がさやさやと音をなす様やその心境。

お互いをよく知りあう者同士が、長旅でつぎにいつ会えるかわからないという
別離の心境を、門前の竹林の葉が清風を起こしていると表している禅語だ


そうです。



先日ご近所の知人が朝日新聞出版『1冊の本』
2018年1月号をお持ちくださいました。

この巻頭随筆に玄侑先生が書かれたエッセイが掲載されています。
タイトルは「竹林」・・・この厄介で魅力的な場所・・・




東京新聞webに直木賞作家の道尾秀介氏が竹林精舎の<書評>を書かれています。
下記からお読みになれます。

悲しみ越え、見出す居場所 [評者]道尾秀介=作家

http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2018012802000191.html



詳細は玄侑先生HPでご確認ください。

http://genyu-sokyu.com/ichiran/180104chikurinsyouja.html