『言の葉の海に漕ぎ出して』を2時間余り聴きました。
平成28年度 文化庁芸術祭参加作品 ミュージック ドキュメント の番組
・・・・・〜 もともと井上陽水の曲は大好きで 〜・・・・・
もちろん、歌詞も好きだったので、しっかり時間をとって聴いてみました。
歌詞を分析するのは無粋とキャンベル先生は言いながら、
これは 英語では I なのか We なのか
前後の繋がりは? など、、、濃密な対談でした、
そしてその合間に曲が流れ、いい時間でした。
久しぶりにギャラリーにこもって紅茶を飲みながら
ラジオに耳を傾けた時間。
何も変わっていないのに、新鮮な空気が漂っていました。
So−Un の詩歌集(文芸社)
『 I can't make you love me 』
も思い出した時間になりました。
新月(つき)の光が揺れている
ギムレットの水面に
添えたライムの爽やかな
詩(うた)が漂うカウンターの上
・冬の暖炉の温もりが
静かに溶かす銀色の雪の記憶(かけら)がゆっくりと
床に落ちて作る模様
・雨の予感の移り香が
漂う部屋でただ一人
硝子の人形(おんな)が口ずさむ
形而上の不安げな和歌(おと)(本文『clear mind』より)
――好きな音楽を聴きながら
詠(なが)めるように読むか
そっと口ずさんでみてください
きっと世界(なにか)が変わるはず……ーー
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