古代への誘い 1

*昨日は高麗郡建都1300年事業の講演会に隣市の日高市に。
  講演は里中満知子さんの<古代女性天皇と渡来人>。

激動の飛鳥時代(7世紀)に高句麗よりの<玄武若光>という使者が
日本に救援にやってきたそうです。
しかし、祖国へ帰ることが無く大和王権のある飛鳥の都にとどまり、
知識ある渡来人として、朝廷の政権を支えたのでは、
と想像されているそうです。
従五位下(貴族の位)の若光は703年に王の姓を賜って、
716年の高麗建都へと続き高麗王若光となって武蔵野国
派遣されたのではと考えられているそうです。
同時代を生きた当時の持統天皇とは、もしかしたら、
飛鳥の地で二人は顔を合わせ言葉を交わしたのでは、
という浪漫あふれるお話しでした。

持統天皇の子、草壁皇子の子で氷高皇女(ひだかのひめみこ)という方が
いらっしゃたそうです。後の元正天皇
里中満知子さんの講演の中でも、この氷高皇女の名前が今の日高市
地名の元になったのではというお話しもありました。
まだまだ調査しきれていない推測のお話しのようでしたが、
益々歴史に浪漫が感じられるという講演会でした。