*浮遊するデザイン 倉俣史朗とともに 展 が埼玉近代美術館で
開催されていましたので、昨日行ってきた。
北浦和にある近代美術館、今までにも何度か行ったことがあるが、
今回数年ぶり、樹木に囲まれた静かな美術館に炎暑の毎日を
忘れた時間が過ごせた。
チラシの写真の作品はオバQからイメージされた作品。
他にもアクリルやガラスなどを使った引き出しの家具や
椅子など、洗練された作品が多数展示されていた。
特に赤い薔薇が浮かぶ透明アクリル椅子<ミス ブランチ>などの
名作も見ることができた。
後半は倉又史朗と交流の深かった、東京造形大学教授の沖健次氏の講演会にも参加。
商業施設のデザインなどにも多く手がけた、倉又史朗の仕事の紹介を
息つく間もない熱演に、聞き入ってしまった。
埼玉近代美術館の建物。
常設展コーナーでは、サポータースタッフのギャラリートークにも参加。
浮遊するデザインのコンセプトに合わせた、シャガールの作品の説明だった。
説明を聞いているうちに、今読んでいる『楽園のカンヴァス』のイメージが浮かんできた。
原田マハさんが自身のキュレーター体験にもとずいた小説。
なんとも面白い。 こちらはアンリ・ルソーの作品を巡る物語。
やはり『絵』は観るだけのものではなく<読むもの>ということが伝わってくる小説。
山本周五郎賞受賞作品。
近代美術館にご一緒した友人からおすそ分け頂いた、鷺草。
大事に育てなくては。