今年の終わりに

*今年もあと一日、大変な一年でした。
   昨年の今頃 玄侑先生の講演会の企画が決まり、チラシが印刷された直後に
     3.11の東関東大震災が起こりました。
    福島にお住まいの玄侑先生が講演会にいらっしゃれるのかどうか
  そんな状況の中、4月10日にお住まいの三春を訪問しました。
     浜側の方々が避難している三春ではその対応に追われ、
    先生ご夫妻も避難者を慰問中でお留守、この日はお目にかかれず三春を後にしました。
  その翌日の4月11日も震度6の余震が、、、それからようやく4月末になって新幹線が開通し、
   5月2日の講演会にお出でいただくことができました。
     多くのご来場者もお迎えし、義援金も募ることが出来ました。

   その後、玄侑先生は福島原発で被災した子供、若者を支援する
    「たまきはる福島基金」の理事長になられています。
   たまきはるとは万葉時代の命にかかる「枕詞」です。
     ギャラリーの名前『明日荷』も玄侑先生にアドバイス頂きましたが、
   もともと明日荷のルーツは奈良県桜井市万葉集の故郷です。
      これからもこの基金に継続支援していくつもりです。

     たまきはる福島基金のホームページです。
         http://www.osyf.or.jp/


  そんな大変な「ウサギ年」でしたが、ウサギはもともと豊穣を意味します。
      秋からの企画展は、陶芸や絵画、朗読会、
    そしてクリスマスの手工芸品の企画と続き、最後はボランティアをしている
  ポリトライブ特別展まで、息をつく暇もないほどの忙しさでした。
      
     写真はギャラリーで常設しています、後藤あんなさんの「うさぎの置物」
   この可愛らしいうさぎは好評で既に多くの方のお宅で飾られているのではと思います。
        

    下の写真は来年の干支「龍」です。
       知り合いの方から頂いた、ちりめんの手作りです。
    来年はこの龍に乗って静かな「豊穣」を
         祈りたいと思います。

   今の明日荷の庭の「豊穣」はこの夏ミカン。
     今年は10ヶ程成りました。
       この夏みかんは萩に旅した時に、
     萩の町の塀越しにみえた夏ミカンがとても思い出深く、
    明日荷の庭にも植えたものです。
        見るたびに豊かな気持ちになります。

 1年間お世話になった方々、有難うございました。
   来年も希望に満ちた佳い年になりますように!