*昨日はフリーアナンサーで、語座の座員でもある
稲垣文子さんの朗読会を催しました。
稲垣さんには5月2日の玄侑先生講演会の司会をお願いし、
その後何度か明日荷を訪れてくださっています。
演目は 玄侑宗久著 『四雁川流景』より『布袋葵』を朗読されました。
さすがにプロの発声と間の取り方の素晴らしさに
皆さん聞き入りました。
この『布袋葵』はアブラクサスの祭りの映画に主演のスネオヘアーさんも
朗読会で読まれた作品です。
スネオヘアーさんも最終章は涙が詰まって読めなくなったそうです。
他に、川端康成の『掌の小説』より『夏の靴』の短編を朗読頂きました。
終了後は作品について語り合ったり、自分の生き方や
幼い時の読書などの思い出で、充実した一時になりました。
玄侑宗久先生の著書はギャラリーに常設しています。
自筆サイン入りです。
この『四雁川流景』には7編の短編が収められていますが、
これは文学界で発表された作品をまとめられたものです。
流景という文字と玄侑先生のサインです。
先生のご趣味は落款を沢山お持ちということ、
この落款もなかなか素敵です。
サイン本を求めて頂くと、
必ずこのしおりが入っています。
私はこのしおりを読むのが、楽しみの一つです。
他の作品も常設しています。