*25日(金)の朝日新聞朝刊の天声人語に、玄侑先生の言葉が引用されました。


  「非日常の時間が、束の間の開花に伴って訪れる。それは死にも似て、

  職業も地位も年齢もいっさい関係のない世界である。日本人はときおり

    そうして非日常の祭りをすることで日常をほぐし、

   エネルギーを充填して日常に戻ってくる。」

この地震では職業も地位も年齢も関係なく、尊い命が奪われたという内容でした。

   謹んでご冥福をお祈りします。


  
  桜が満開の頃の三春の「はれ」の祭りに何度となく訪れ、

    その非日常を楽しませて頂いてから、まだ1年と経っていません。

   昨年訪れた時は4月も半ば、雪が降り「雪と滝桜」という珍しい写真を

       このブログにも掲載しましたのもまだ数ヶ月前のことです。

   静かな時が流れていた1年の間でしたのに、

      この数日であっという間に日常が様変わりしてしまいました。

   25日、毎日新聞にも原発に関する記事「国は誠を示すべきだ」が掲載されました。



 茨城県古河市でくらしの会の会長をされています、森川玲子さんからは度々繰り返される

 震度5の揺れの中、避難者の方々への炊き出し等に、活動された様子などのメールを頂きました。


本当に先が見えない状況になりましたね!
毎日地震が続いているのにこのごろは腹が座って
悠然と揺れが止まるのを待っていますから。
怖くなくなってきました。
17日からの避難者の三食の炊き出しですが
全額負担は協力する団体でといわれ市は関係なく始まりました。
先が見えないところはロータリーが全額支援してくれることになってほっとしてい
たところ県外避難者がどんどん増えました。
指定スーパーからは食材も高くなってきたので1週間分まとめ営業用の食材にしてと
いう希望も出てきて毎日毎日あわただしいです。
三食1週間賄いましたので今朝からは朝は避難者でまかなうようにしました。
落ち着いてきましたからもう少ししたら全面的に自分たちで生活できるようにして
バックアップできる体制を作るよう、明日は提案するつもりです。
そろそろ自分の生活にも戻りたいし・・・
二三日前地震情報はラジオと流していたらラジオ深夜便で聞き覚えのある話、どう
も・・・
玄侑先生でした。
三春も避難者で大変なようですね。
5月になれば少しは落ち着くでしょう?期待して。
春よ早く来い!来い!

森川玲子



 銀座のギャラリーゴトウの後藤眞理子さんは、この日青森に行っていらしたそうです。

 頂いたメールの一部を紹介させて頂きます。


ご無事でなによりです。
私はあの時、青森県立美術館にいました。
何日も足止めに成り、やっと東京へ戻れました。
命があるだけ幸せです。

玄侑先生の講演、開催されるといいですね。
お祈りしています。
どうぞお気をつけてお過ごしください。

        後藤眞理子
毎日つらいニュースを聞きますが、
芸術は食べさせたり 飢えには役に立つことはできませんが
心がどんなに潤うか、ひとときでも癒されるかと
こんな時こそ必要で、お役にたてるのではないかと
実感しております。

それでは、またお目にかかる日を楽しみにしています
                後藤、





     お二人の許可を得て、掲載させて頂きました。

     森川様、 後藤様、励ましのメール有り難うございました。