*横浜そごう美術館で開催されている、三代 徳田八十吉展に行ってきました。
このところ、日曜美術館でも紹介があり、是非行ってみたいと思っていました。
鶴ケ島から関越道、そして環八を使い、幸い渋滞もなく、一時間半で横浜に着きました。
古九谷の伝統は花鳥風月を現したものが多いですが、
三代 八十吉は多彩な色のグラデーションを用いて、自由な変化を表現しています。
実際に会場に足を運んで、その芸術作品に触れると今まで見たこともないやきものでした。
そして伝統を破りながらも、その伝統につながっているという作品です。
三代八十吉は古九谷からその様式や上絵付けを受け継いだのではなく、
やきものを色彩の魅力と美しさだけで見せようとする、その精神を彼は学んだと
言われています。
「伝統とは形骸を継ぐことではなく、その精神を継ぐことだ」というオーギュスト・ロダンの
ことばを座右銘にしていたと言われているそうです。
ギャラリートークは 三代 八十吉のお嬢さん
着物姿の四代 八十吉さんから解説がありました。
芸術家一家に育った、素晴らしさと苦しさを話されました。
着物ミッションでは世界中を周られ、国際交流をされ、
繊細な雰囲気の中にも、たくましい情熱も垣間見ることができました。
下の写真は明日荷に貼ってあります、ポスターです。
横浜 そごうへ行く通路。横浜のビルの風景が楽しめました。
図録の一部です。「黎明」と「輪華」
初代 八十吉の古九谷の作品。
私の義妹は石川県出身、そのおかげで随分前から九谷やきには縁がありました。
写真の九谷やきは我が家の日常使いのもの。
上の大皿は少し晴れやかな時に、
下の小皿や四角いお皿などは毎日の食卓で大活躍。