* 今年は兎年、兎は古代から豊穣の象徴とされてきました。
そして洋の東西を問わず、様々な童話や絵画に登場しています。
先日、奈良県明日香村の広報 「あすか」1月号が 送られてきました。
その中に 「明日香をさぐる・キトラ古墳とうさぎ」 という記事が掲載されていました。
この記事によりますと、兎は縄文時代の遺跡から出土している動物骨からみられているという。
しかし、造形や絵画で表現されたものは少なく、飛鳥時代になってようやく兎とわかる
ものが出現していて、斑鳩の中宮寺に所蔵されている、天寿国繍帳の一部の
月の中には兎、月桂樹、薬壺が表現されているという。このウサギは中央に薬壺を置いて
両手で薬を作る仕草をしていて、中国の古くからの伝説では、月の中に白兎がいて、
薬を搗き月桂樹に蟾蜍(ひきがえる)が住み、さらに仙女が居ると伝えられていると
書かれている。月では兎が不老不死の薬を搗くと考えられ、漢代の画には堅臼に堅杵で
薬を搗く画もあり、このような話が古くには日本に伝わり、天寿国繍帳が描かれたと
考えられているという。それが日本に伝わって、兎が月の中で薬ではなく餅をつくと
変化していったとも言われ、満月を望月(もちづき)というのは餅搗きから転化したものと
言われている。これ以外にも、法隆寺の玉虫厨子の月像にも月に兎と月桂樹が表現されてい
ることから、キトラ古墳の月像の中にも兎、月桂樹、蟾蜍(ひきがえる)が描かれていたの
ではと推測される。
(引用: 広報あすか1月号 p6)
この広報 あすかに、月桂樹のことが書いてあり、とても興味深くブログに書いてみました。
斑鳩の中宮寺や法隆寺は何度か行ったことがありますが、このようなこと気がつかないまま
見学していました。 次回行く時には是非見てきたいと思います。
月桂樹は「明日荷の庭」のシンボルツリーでギャラリーの前庭にあります。
ところで、今年の新年の鶴ヶ島の広報の表紙は知り合いの絵手紙の先生の
ウサギの絵でした。 とても素敵でしたので写真を掲載しました。
福島の福聚寺から頂いたカレンダーです。
福聚寺は玄侑宗久さんがご住職を務める臨済宗のお寺です。
新年の狭山湖からの富士山の写真を玄侑先生のホームページに掲載して頂きました。
ありがとうございました。
http://www.genyu-sokyu.com/index2.html
奈良県桜井市にあります、大神神社の「なで兎」のペパーウエイトです。
大神神社はウサギにご縁のある神社として知られています。
ギャラリー明日荷のルーツはこの大神神社のすぐ近くにあります。
こんなかわいらしいウサギもギャラリー内にはあります。
「ピーターラビットのおはなし」 です。
英国のヒルトップファームで買ってきました。
ピーターラビットが年賀状をポストに!
ポストの上にはかわいらしい「こまどり」がいます。
このようにウサギをテーマに児童文学が書かれるほど、
英国の田園地帯には、沢山の野ウサギがいます。