庭の小さな花たちでテーブルの上のリースを作ってみました。
リースは永遠、繋がりなどを表現しています。
古い友人の作った円環の器、とても使いやすく楽しめます。
花材 : 姫空木、アシュガ、ムスカリ、カラスノエンドウ、タンチョウソウ、
<西洋の植物の象徴>
植物は古代から象徴的に用いられ、その中でも「月桂樹」は勝利の印として人々に与えられました。特に地中海地方では崇敬の念が寄せられ、勝利の戦士や凱旋した皇帝たちは、伝統的に月桂樹の冠を与えられる権利を持ちました。
これは、常緑の葉に寄って不滅性のシンボルになりました。
また、薔薇は聖母の象徴として、スズランは5月1日に幸福のお守りとして
贈りあう習慣がフランスでおこりました。
そして穀類は洋の東西を問わず、農業の出発点となりました。
現在、クリスマスなどに使われているリース(Wreath)、リースは花輪のことです。輪を描くように花をつないだリースは古代では、荘厳な儀式に使われました。
政治的に重要な人物はリースを被ることによって、自らの威厳を示し、野菜をつないで作ったリースは葬儀の時に死者の魂と神々との間に交わされる契約の象徴となったそうです。また、ガーランド(Garland)という花綱の形をしたものも、寺院への供物の形として紀元前4000年ごろの土器や印章にみられるようです。
古代エジプトではスイレンがその宗教的な重要性から使われたと言われています。今でもリースやガーランドは装飾として用いられますが、古代ギリシャや古代ローマでは神聖なものとして扱われ、自然の花や植物を切り取って秩序に組み込ませ、永遠や供物、栄華や歓迎など、人間にとって明確な意味を持たせました。
そして、日本では春の訪れの時、野山に一斉に咲きだす花の不思議は、古代の人々も
現代人も同じ様に感動し、その植物の生命力に驚いたことと思います。
そして、昔から四季に色が変わらない常緑樹にも神の依代(よりしろ)を見出しました。新年に立てる門松などはその代表です。
古(いにしえ)の時代、人々が花を手折って花瓶に挿した動機は信仰であろうと言われています。言い伝えによると、最初のいけばなは嵐で吹き飛ばされた花々を集めた仏教の僧たちが、命あるものへの限りない憐みの念から、水を張った容器に生けてやったことが最初の由来と言われているようです。
そして禅の世界の円、、、とても深い意味があります、、。
悟りや真理などを表現していますが、その解釈は見る人に任され、
心をうつす窓とも言われています。
雑誌和楽のHPに詳細が掲載されていました。
https://intojapanwaraku.com/jpart/1080/
夏期講座を受講した時の写真。
なんと、恐れ多くも妙心寺のホームページにこの写真が掲載されていて
びっくり、、、記念の写真です。
真夏の暑い中、、、、の受講でした、、、!!
(真ん中辺の白いブラウスに黒のTシャツ) 、、、若かった、、、。
座禅をしたり、朝がゆを頂いて、最後は沢庵でお茶碗を洗う作法なども経験。
妙心寺では普段観光客が入れない所の見学もさせていただいた。
そして併設の花園大学では難しい禅学の授業も聴講 ?? の連続!
2泊3日の講座に3年間通い終了証も頂きました。
最終日はお食事会もあって、ボーイズバンド(坊主バンド)の演奏も、
びっくりすること多々あった苦しくも楽しかった思い出の講座でした!!
京都妙心寺 HP
禅は玄侑先生のご著書や講演会からも学びましたが、この時に禅に深く触れました。
帰りは夫と京都駅で待ち合わせして、奈良に向かったことなども、、、。
この時に明日香村にも立ち寄った記憶が!
明日香村 HPhttps://asukamura.com/
中将姫伝説もとても興味深かった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B6%E9%BA%BB%E5%AF%BA
桜井市にある 聖林寺 国宝十一面観音もこの時見たことも思い出しました。
美術史家のアーノルド・フェノロサが見出したといわれ、
随筆家の白洲正子さんも絶賛したという十一面観音がこの小さなお寺にありました。
この時は誰もいない桜井の小さなお寺で暫くこの十一面観音の前に座っていました。
6月には東京国立博物館でこの十一面観音の展示が開催されるということ、、、。
それまでに、コロナウイルスが終息していることを願って、、、。
http://www.shorinji-temple.jp/
そして今日も庭に沢山の花が咲いてきました。
姫空木、花水木、アシュガ、ブルーベル
カモミール、スズラン、タイム、ブルーベリー
先日のランチのクリームスパゲティ!
ローズマリーのハーブオリーブオイルを使って。
ささやかな出来事が幸せに感じる毎日です!
世界がコロナウイルスに負けないように!